私は先日、自宅の書斎の壁紙を自分で張り替えることに挑戦しました。テレワークが増えたことで、殺風景な白い壁に飽き足らなくなり、落ち着いたネイビーのアクセントクロスを取り入れたいと考えたのがきっかけです。最初は動画サイトで予習を重ね、簡単にできると思い込んでいましたが、実際に作業を始めてみると予想外の苦労がありました。最大の誤算は、古い壁紙を剥がす工程です。築年数が経過していたせいか、壁紙が細かくちぎれてしまい、綺麗に裏紙を残すのが非常に難しかったのです。ここで焦って作業を進めたため、下地に凹凸が残ったまま新しい壁紙を貼ってしまい、光の当たり具合でボコボコとした跡が目立つ結果になってしまいました。また、柄物の壁紙を選んだため、隣り合うシートの模様を合わせる「柄合わせ」に四苦八苦しました。数ミリのズレが全体の印象を損ねてしまうため、何度も貼り直すうちに糊が乾き始め、一時はパニックに近い状態になりました。しかし、2枚目、3枚目と進むうちに、カッターの力の入れ具合や空気を抜くリズムが掴めるようになってきました。特にジョイントローラーで継ぎ目をプレスする作業は、目立っていた境目が魔法のように消えていくのが快感で、夢中で作業を続けました。最終的に全ての壁を終えるのに丸1日かかりましたが、出来上がった部屋に足を踏み入れた時の感動は言葉にできません。多少の隙間や歪みはありますが、自分で苦労して仕上げた壁には既製品にはない温かみを感じます。業者に頼めば数万円かかる内容が、材料費の8000円弱で済んだことも大きな喜びです。この経験を通じて学んだのは、DIYは完璧を求めるよりも、プロセスを楽しむ心の余裕が大切だということです。次の週末は、リビングの壁にも手を出してみようかと計画を立てています。キッチンには汚れが落ちやすいタイプ、トイレには消臭効果のあるタイプといったように、部屋の用途に合わせて選ぶことで、張り替え後の快適性が大きく変わります。
初心者が挑んだ壁紙張り替えの失敗と成功