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2026年8月
  • 震災後に見つけた壁のひび割れ補修体験記

    生活

    昨年の大きな地震の後、リビングの窓枠の角から斜め上に伸びる細いひび割れを見つけました。最初は壁紙が裂けただけかと思っていましたが、よく見ると下地の石膏ボードまでしっかりと割れており、ショックでしばらく立ち尽くしてしまいました。業者を呼ぶことも考えましたが、混み合っていて数ヶ月待ちだと言われたため、自分で直す決意をしました。ホームセンターへ行き、石膏ボード補修キットを手に取ったときは本当に自分にできるのか不安でしたが、実際に作業を始めてみると意外な発見の連続でした。まず、ひび割れをわざとカッターで広げる作業には勇気がいりましたが、これをしないと補修剤が奥まで浸透しないという教訓をネットで学び、思い切って溝を作りました。そこにグラスファイバー製のメッシュテープを貼り、パテをヘラで伸ばしていく作業は、まるでケーキのクリームを塗っているような感覚で、集中するうちに時間が経つのを忘れてしまいました。1回目のパテを塗った後は半日ほど放置してしっかり乾燥させましたが、乾くと少し凹んでいるのが分かり、重ね塗りの重要性を身をもって体感しました。最も苦労したのはサンドペーパーでの研磨作業です。削りかすが部屋中に舞わないようにビニールで養生を徹底しましたが、それでも細かい粉が出てしまい、掃除が大変でした。しかし、苦労の甲斐あって、指先でなぞっても全く違和感のない平らな面が完成したときは、思わずガッツポーズをしてしまいました。その後、予備で持っていた壁紙を部分的に貼り直すと、どこにひびがあったのか家族でも見分けがつかないほど綺麗に仕上がりました。かかった費用は材料費の1500円程度で、自分で直したという自信は何物にも代えがたい収穫となりました。家は形あるものなのでいつかは傷みますが、自分の手で手当てをしてあげることで、その場所が以前よりも大切な空間になったような気がします。もし同じように壁のひび割れに悩んでいる人がいたら、まずは道具を揃える一歩を踏み出してみてほしいと思います。